「カメラを止めるな!」で本当にあったトラブルとは?キャストや名セリフも

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カメラを止めるな! カメラを止めるな

「カメラを止めるな!」はどんな映画?

カメラを止めるな!の簡単なあらすじ

とある廃墟でゾンビ映画の撮影を続ける撮影チーム。撮影を進めるうちに挙動がおかしいスタッフが現れ、トラブルが次々に起こっていく。何か深刻な事態が起こっているようだが、どんな結末が待っているのか?
37分間のワンカットシーンが大きな話題になり、指原莉乃さんら芸能人も絶賛したことから口コミでどんどん広がり社会現象にまでなった映画。

カメラを止めるな!はENBUゼミナールのシネマプロジェクト第7弾として作られました。
ENBUゼミナールは演劇、俳優、映画監督を目指す方の学校です。注目の監督と世に出たい俳優たちが集まり、ワークショップを経て映画製作を行うというもの。そのため予算も300万、ロケの期間は8日間しかありませんでした。
当時無名の俳優たちの出演が新鮮な映画体験でした。

カメラを止めるなのキャストは?セリフ・名言

撮影監督&主演 日暮隆之(濱津隆之さん)
37分間ノーカットワンシーンの生中継のゾンビドラマ「ONE CUT OF THE DEAD」の撮影を依頼される。ゾンビドラマの監督のはずが急遽監督役として出演することに。
「撮影は続ける!カメラは止めない!」「はやい~安い~質はそこそこ」
監督の娘 日暮真央(真魚さん)
映像監督志望の大学生。情熱があふれ空回りするタイプ。ゾンビドラマにスタッフとして勝手に参加。
「集中してこっ!」
監督の妻 日暮晴美(しゅまははるみさん)
元女優。演技にのめりこみ過ぎて引退。急遽ゾンビドラマにメイク役として出演。
「ポン!」

主演女優 松本逢花(秋山ゆずきさん)
何事にも真剣さが足りない着飾ったアイドル。ゾンビドラマが進行するうちに泥にまみれ本物の演技をつかんでいく。ゾンビドラマシーンでは日暮監督のこだわりで胸を盛っている。
「あいたんビーム!」「よろしくでーす!」
主演男優 神谷和明(長屋和彰さん)
余計な口出しをするインテリぶったイケメン俳優。こだわりが強い。
「ゾンビって斧使えますか?」
ゾンビドラマのカメラマン役 細田学(細井学さん)
緊張すると手が震えてしまうためアルコールでごまかし、家族から愛想をつかされた。
「これ終わるまで飲まない、決めた」
ゾンビドラマの助監督役 山ノ内洋(市原洋さん)
自身の見せ場である斧を使うシーンにこだわる。
「これなんですかータオルないんですかー」
ゾンビドラマの録音マン役 山越俊助( 山﨑俊太郎さん)
軟水しか飲めず、硬水を間違って口にしたことでトラブルに。新米ADに絡む。
「メールもしたんですけど」

現場プロデューサー 古沢真一郎(大沢真一郎さん)
うさんくさいプロデューサー。たぶん何も考えてないがゴーサインは簡単に出す。
「それで行きましょう!」
テレビプロデューサー役 笹原芳子( どんぐり・竹原芳子さん)
現場の状況をまったく知らないが、ノリで進めてしまう人。
「これが一番の熱々ポイント!」
中堅AD役 吉野美紀(吉田美紀さん)
落ち着きはあるが、機転が利かない。
「アドリブ入ってますね」
新米AD役 栗原綾奈(合田純奈さん)
録音マンに絡まれるが、相手にしない。下っ端の新米ADらしくよく動く。
「あ、すいません」
撮影助手 松浦早希(浅森咲希奈さん)
腰痛カメラマンの座を虎視眈々と狙う。
「グワーングワーン」

ほか腰痛カメラマン谷口智和(山口友和さん)、ベテラン特殊造詣 温水栞(生見司織さん)など。

オーデションで12人の俳優を選出

カメラを止めるなに出演している俳優は、主演女優の秋山ゆずきさんを除けばほとんど素人ばかり。オーデションを経て12人が選抜されました。

まずは2班に分かれて映画製作がどんなものなのか実際に体験したそうです。
A班 濱津隆之さん、真魚さん、しゅはまはるみさん、市原洋さん、山﨑俊太郎さん、合田純奈さん
B班 長屋和彰さん、細井学さん、大沢真一郎さん、吉田美紀さん、浅森咲希奈さん、竹原芳子(どんぐり)さん
A班の監督を務めることになった濱津さんに助監督を務める真魚さんが意見をして、「カット増えちゃうから」と断られるなど、実際に映画を見ているかのようなシーンもあったそうです。上田監督が「真魚ちゃんが濱津さんより前に出てた」と注意をしていました。

カメラを止めるなのガチトラブル

ワンカットシーンの大変さ

この作品の最大の見どころである37分にも及ぶワンカットシーンですが、実に6テイクもの撮影が行われたそうです。うまくいったテイクが録画できていないこともあったそうで、結局6テイク目でOKテイクが出ました。
途中画面に映らないところでゾンビに変身しなければならず、その大変さがワンカットの臨場感を生み出しています。テイクのたびにゾンビメイクを落としたり、血のりを洗い落としたりするため想像を絶する手間暇がかかったとのこと。画面からは分からない苦労が満載だと思います。
衣装もテイクごとに新しいものに取り換えなくてはならないため、同じものを5着用意したそうです。ただ予算がないため激安洋品店を利用したとか。
お金がなくてもいい映画を撮ることができる証明のような作品です。

ワンカットシーンの後に濱津さんが酩酊

ワンカットシーンのゾンビドラマを撮影した後に飲み会が行われたそうですが、安心したのか濱津さんが記憶をなくすほど酔っぱらってしまいます。
翌日は組体操の撮影があり、これが難航。劇中では酔っぱらっているカメラマン役の細井さんを濱津さんが介抱していますが、実際にはお酒が残っていたのは濱津さんだったようですね

組体操で大苦戦

ワンカットシーンのラストシーン、高所用のクレーンが壊れて役者陣で組体操をして濱津さんが真魚さんを肩車するシーンがあります。
ただでさえ真魚さんを肩車するのは大変なのに足場が人の上なので大苦戦。練習中も足が滑って危ないことが何度もあったようです。結局練習は一回も成功しませんでしたが、本番では見事に成功しています。

カメラに血がついてしまった

ワンカットシーンでカメラレンズに血のりがついてしまい、それを布でふくシーンがありますが、あれはガチトラブルだそうです。カメラを回しながら血のりをキレイにふき取る、さすがプロのカメラマンです。
また、これがよりワンカットのドラマ感を出すことに成功しているシーンですね。

こける

撮影助手の浅森咲希奈さんが転ぶシーンは有名ですが、彼女のインタビューによると実はもともと転んだら面白いという打ち合わせを腰痛カメラマンとしていたそうです。それが本番で採用されたんですね。
もう一つ中堅ADの吉田美紀さんが転ぶシーンはガチのトラブルで、脳震盪を起こしてしまったそうです。

建物の手すりからすり抜けて落ちそうになった

カメラを止めるなのロケ場所は茨城県水戸市の旧芦山浄水場です。
そのポンプ機械室の2階での撮影は激しいアクションが行われましたが、映像を見ると手すりの柵の間隔がかなり広く、人がすり抜けてしまいそうな幅があります。実際に長屋さんは転ぶシーンで落ちそうになったそうです。
あらためてその場面を見返すと確かに危ない。落ちていたら大惨事でした。何事もなくて本当に良かったですね。

役者たちもスタッフとして活躍

ゾンビに追い詰められて逃げ込む地下通路ですが、大雨が降ったことで水が溜まってしまい、キャストたちが水かきに駆り出されたこともあったそうです。また近隣住民の方が焚火をしているのをやめてくれるようにお願いしにいったそうですが、それもゾンビメイクのまま行ったりとアクシデントの連続だったそうです。

まとめ

以上カメラを止めるなで起こったガチトラブルをまとめてみました。
これを踏まえたことで作品を見ると、また一味違った面白さが味わえると思います。

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